バイエルンミュンヘンvsパリサンジェルマン戦をチェック!UEFAチャンピオンズリーグ決勝 | 2019-20
チャンピオンズリーグ決勝へ進出するゴールキーパーのポイントとは?
今回はUEFAチャンピオンズリーグ決勝はこのカード。
ドイツ国内で8連覇中のバイエルンミュンヘン
対するは、フランスの最強クラブのパリサンジェルマン。
https://youtu.be/YK127dzu3eQ
勝ち上がるゴールキーパーには大きな共通点があると感じている。
それはゴールキーパーの本質のレベルが高いことだ。
ビッグマッチにふさわしいゴールキーパー2名をご紹介していく。
どっしりと落ち着いた準備のノイアー
前半17分、パリサンジェルマンの高速カウンターのシーン。
非常にスピードが早く、パス2本、アンダー2タッチでペナルティエリアへ。
最終的な背後へのスルーパスはペナルティエリアに入ったくらいのところ。
角度は45度ほどだろうか。
この時、バイエルンGKのマニエルノイアーは慌てて出ることなく、どっしりと構えて準備。
ラストパスの時にパリサンジェルマンFWのネイマールが、ゴールを観ていたことに気づいていたはず。
だからこそ、ワンタッチでシュートを打ってくることが予測できたため、Xブロックという技術を選択したのだろう。
弾かれた後のセカンドボールへの対応も早く、大ピンチを防いだ。
[kanren url=”https://nakayamahideki.com/gkcoach/x-block/”]
スーパープレーに隠されたゴールキーパーの細かな動き
前半30分、バイエルンにビッグチャンスが訪れた。
右サイドよりクロスを上げてくる。
そのクロスはニア側のゴレツカに入るが、結果的にフリックする形で後方へ逸れる。
それがちょうど中央のバイエルンFWのレヴァンドフスキがヘディングシュート。
では、パリサンジェルマンのナバスは何をしていたのか?
ナバスはシュートを打たれるニア側でしっかりと構えていた。
スピードが速い状況下でも姿勢が崩れることなく、構えている。
次にフリックされたボールは中央のレヴァンドフスキの元へ。
距離にして6~8mだろうか。
ボールの通過からしたら、一瞬である。
その一瞬のボールに対して、ナバスもしっかりとスピードを上げて移動。
しかも、両足で構えることができており、どこにでも動き出せる姿勢づくりができているのだ。
シュートは結果的に正面上付近だったため、スーパープレーに見えないかもしれない。
しかし、このレベルのプレーを大舞台でトップスピードでできるナバスの準備は素晴らしい。
トップレベルだからこそ見える、基本の大事さ
スーパープレーに目が行きがちだが、スーパープレーの影には基本的な動作が正確なのだ。
特に準備の部分。
出る・出ないの判断の正確さ
シュートが打たれる前の準備のスムーズさ
など、トッププレーヤーですら妥協していない部分は、私たちは学ばなければならない。
毎日のプレーにどれだけ妥協せずに取り組めるか。
それはあなた次第だ。